ズレが起きる理由
比較資料は「単位」「期間」「端数処理」のどれかが揃っていないとズレが発生します。数値の大小よりも、条件の揃え方が重要です。
よくある原因: 連結/単体の混在、四捨五入の違い、単位の見落とし。
比較前チェック
- 単位(百万円/億円/円)が揃っているか
- 期間(四半期/通期)が揃っているか
- 連結/単体の区分が揃っているか
- 端数処理のルールが同じか
比較ズレの例
| 比較対象 | 原因 | 対処 |
|---|---|---|
| 前年は億円、今年は百万円 | 単位の不一致 | どちらかの単位に統一 |
| 四半期と通期を比較 | 期間の不一致 | 同期間で比較する |
| 合計が合わない | 端数処理の違い | 端数処理ルールを確認 |
ズレを見つけたときの手順
1
単位と期間を再確認
まず単位と対象期間の一致を確認します。
2
円換算で整合性を確認
数値を円に直し、計算結果が合うか確認します。
3
端数処理を合わせる
四捨五入・切り捨ての違いを注記で確認します。
実務でのズレの出方
前年同期比を出したつもりでも、前年は百万円、今年は億円のまま計算していた、というのはよくある失敗です。数字の大きさがそのまま見えても、条件が違えば比較にはなりません。
| ケース | 見落とし | 確認方法 |
|---|---|---|
| 前年同期比の計算 | 前年と今年の単位が違う | まず同じ単位に変換 |
| 資料の転記 | 四捨五入の差で合計がずれる | 元数値と表示数値を分ける |
| 他社比較 | 連結と単体を混ぜる | 区分を注記で固定する |
レビュー時の見方
- 比較対象の期間が表題に書かれているか
- 単位の変更が途中で起きていないか
- 合計と内訳のズレが説明できるか
- 注記に前提条件が残っているか
JapanKaikeiの活用
比較のズレを確認するには、単位を揃えてから差分を見るのが基本です。JapanKaikeiで単位変換を済ませ、同じ単位で比較しましょう。
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