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JapanKaikei 読みもの

決算書の金額単位を仕事で使うために

Excel運用

Excelで原資料と開示資料を突合する実務手順

表の数字が合わないときは、見た目ではなく差分列で追うのが近道です。原資料から最終資料までを突合するためのExcel設計をまとめます。

この記事でわかること

  • 突合用シートに持たせる列
  • 差分列の見方と使い方
  • 丸めや単位の違いを見抜く方法
  • 検算結果を残す運用の作り方

目次

  1. 突合シートが必要な理由
  2. 持たせるべき列
  3. 差分列の作り方
  4. 検算の順番
  5. ズレの原因
  6. JapanKaikeiの活用

突合シートが必要な理由

数字の差異は、元データか変換か転記かのどこかで起きます。突合シートがあれば、どの段階でずれたかを一目で追えるため、担当者が変わっても再現できます。

コツ: 単に結果を並べるのではなく、どの時点の数字なのかを列名に入れておくと後で効きます。

持たせるべき列

列名 役割
項目名 比較対象を特定する 売上高、営業利益
原資料 元の数字を保存する 1,250,000,000
開示資料 最終版の数字を保存する 1250(百万円)
差分 ずれの有無を確認する =B2-C2

差分列の作り方

差分列は「引き算の結果」を見るだけでなく、どちらの単位にそろえたかを明示するのが大切です。たとえば円で管理する列と百万円で見せる列を分けておけば、丸めの影響を切り分けられます。

  • 比較前に単位を同じ列で固定する
  • 丸める前の数値を別列に残す
  • 差分が0でない行だけフィルタする
  • 差分理由をメモ列に書く

検算の順番

1

単位をそろえる

円、千円、百万円を混ぜないところから始めます。

2

差分を出す

同じ項目名で原資料と開示資料を突合し、差が出た箇所だけ確認します。

3

理由を残す

丸め、集計範囲、期間違いなど、ずれた理由を短文で記録します。

ズレの原因

Excel の突合でありがちなのは、数式そのものよりも、隠し行、結合セル、並び順の違いです。見た目が似ていても、セルの参照先が違えば差分は簡単に出ます。

  • 同じ項目名が複数行に分かれている
  • 単位ヘッダがシートごとに違う
  • 小数点以下を途中で丸めている
  • コピー時に数式が値に変わっている

JapanKaikeiの活用

突合の前に単位を見直せば、差分の原因はかなり減らせます。JapanKaikeiで円・百万円・億円をそろえ、Excel では比較と検算に集中するのが効率的です。

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