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JapanKaikei 読みもの

決算書の金額単位を仕事で使うために

IR質問対応

決算説明会の想定質問を数字ベースで準備する

説明会では、答えそのものよりも根拠の持ち方が問われます。数字・単位・出典をセットで持つと、質問に対して落ち着いて答えやすくなります。

この記事でわかること

  • 想定質問の作り方
  • 数字と根拠の持ち方
  • 回答メモの残し方
  • 当日の見せ方

目次

  1. 準備が必要な理由
  2. 質問メモの型
  3. 準備の流れ
  4. 答えづらい質問
  5. JapanKaikeiの活用

準備が必要な理由

説明会では、売上や利益そのものより、どういう単位で、どこから持ってきた数字かが問われます。質問に対して数字をすぐ出せる状態にしておくと、会話が途切れにくくなります。

質問メモの型

質問回答の軸メモする項目
前年との差は?前年差の要因単位、期間、特殊要因
利益率は?構成比分子・分母の定義
今期見通しは?前提条件使用した資料と日付

準備の流れ

1

想定質問を並べる

頻出質問を事前に洗い出します。

2

根拠となる数字を添える

回答と一緒に出典を残します。

3

当日の言い回しを整える

短く、単位が分かる言葉にします。

答えづらい質問

  • 定義が複数あるKPI
  • 単位が資料ごとに違う数字
  • 更新直後で版が分かれる数字
  • 四半期ごとに意味が変わる比較

数字ベースの回答メモの作り方

想定質問は、質問文だけでなく「回答に使う数字」「出典」「単位」「補足条件」をセットで準備します。例えば「広告宣伝費が増えた理由」を聞かれる場合、前年差だけでなく、売上比率、対象期間、前年の特殊要因を同じメモに残します。

回答メモは長文にする必要はありません。質問に対して最初に答える一文、その根拠になる数値、追加で聞かれたときに出す補足資料の順に並べると、説明がぶれにくくなります。

  • 回答の主張を1文で書く
  • 主張を支える数字を同じ単位で並べる
  • 出典ページと更新日を残す
  • 答えない範囲や未公表情報を明確にする

回答前に確認する数字の前提

想定質問を作るときは、質問に対する答えだけでなく「その数字をどこまで話してよいか」も整理します。決算説明会では、開示済みの数字、社内管理用の数字、将来見通しに近い数字が混ざりやすいため、回答メモの段階で扱える範囲を分けておく必要があります。

例えば、投資家から「利益率が下がった理由」を聞かれる場合、回答に使う数字は売上高、売上原価、販売費及び一般管理費、特殊要因の4つに分けると説明しやすくなります。単に「費用が増えた」と答えるより、どの費用がどの期間に増えたのかを示せる方が信頼されます。

質問タイプ準備する数字注意点
増減理由前年差、増減率、主な内訳一時要因と継続要因を分ける
利益率分子、分母、対象期間定義を先に説明する
見通し開示済み前提、レンジ、更新日未公表情報に踏み込まない

当日の回答では、数字を多く出すほどよいとは限りません。最初に結論を述べ、次に根拠となる数字を1つか2つ示し、必要に応じて補足資料へ誘導する構成にすると、説明が長くなりすぎません。

事前メモには、回答者が口頭で使う単位も書いておきます。百万円のまま話すのか、億円に読み替えて話すのかを決めておくと、当日の表現が安定します。

回答メモには、答えない範囲も書いておくと、当日の説明がぶれにくくなります。

JapanKaikeiの活用

質問に答える前に単位をそろえておくと、説明の抜けが減ります。数字ベースの質問ほど、元データの単位が統一されているかが効いてきます。

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