英語化で注意する理由
英語IRは、文字通り訳すよりも「何の単位で、どの規模を示しているか」が読みやすいことが大切です。日本語の百万円表記をそのまま直訳しても、海外の読み手には伝わりにくい場合があります。
表記の対応表
| 日本語 | 英語の例 | 補足 |
|---|---|---|
| 百万円 | JPY millions | 最も使いやすい |
| 億円 | JPY hundreds of millions | 社内では理解しやすいが長い |
| 円 | JPY | 明細や補足表に向く |
文章に入れるルール
- 表のタイトルに通貨と単位を入れる
- 同じ資料では単位を混在させない
- 小数点の扱いを注記で固定する
- 日本語資料と英語資料で数字の丸め方を合わせる
たとえば「売上高 12,345 百万円」は、英語では「Revenue: JPY 12,345 million」のように表記を揃えます。
翻訳後の確認ポイント
元の数値を見直す
翻訳後ではなく、原資料側の単位から再確認します。
ラベルと数字を照合する
見出し、凡例、脚注に同じ単位が出ているかを見ます。
海外向けの読みやすさを確認する
略語を減らし、通貨の前提を注記で補います。
英語表記で崩れやすい具体例
日本語資料で「単位: 百万円」と書かれている表を英語化するとき、単に "million yen" と訳すだけでは不十分なことがあります。表の列見出し、グラフ軸、本文の説明で同じ単位が使われているかを確認しないと、読み手はどの数字が円単位で、どの数字が百万円単位なのか判断できません。
たとえば日本語で「売上高 12,345(百万円)」とある場合、英語資料では "Revenue: JPY 12,345 million" と書くと、数字と単位の関係が明確です。本文で "Revenue was 12.3 billion yen" と表現する場合は、表の数値と丸め方が一致しているかを確認します。表では millions、本文では billions を使うこと自体は問題ありませんが、端数処理が違うと説明が不自然になります。
| 日本語資料 | 英語表記の例 | 確認ポイント |
|---|---|---|
| 12,345百万円 | JPY 12,345 million | 表向け。元の単位を保ちやすい |
| 123.45億円 | JPY 12.3 billion | 本文向け。丸めの説明が必要 |
| 1,000千円 | JPY 1 million | 千円からmillionへ換算する |
翻訳後の校閲では、英語の自然さだけでなく、元資料の数字を逆算できるかを確認するとミスを見つけやすくなります。
JapanKaikeiの活用
日本語の元資料で単位をそろえてから翻訳すれば、英語資料でも揺れにくくなります。まず日本語側の表記を固定し、そのあと英語の表現を合わせるのが実務では効率的です。
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