指標を分ける理由
前年同期比は季節性や前年の特殊要因をならして見るのに向いています。一方、前四半期比は直近の変化を短く追うときに便利です。どちらも増減率ですが、見たい時間軸が違います。
使い分けの対応表
| 指標 | 向いている場面 | 注意点 |
|---|---|---|
| 前年同期比 | 季節要因の比較 | 前年の特殊要因に左右される |
| 前四半期比 | 短期の変化確認 | 季節性の影響を受けやすい |
| 累計比較 | 通期進捗の確認 | 単四半期と混ぜない |
資料での見せ方
- 見出しに比較対象を入れる
- 累計と単四半期を同じグラフに入れない
- 前年同期比の下に前四半期比を置く場合は注記する
- 比較対象の期間を脚注で明示する
たとえば「1Q累計売上高」と「1Q単四半期売上高」は、同じ 1Q でも意味が違います。
確認の流れ
1
比較対象を固定する
どの期間と比べるのかを先に決めます。
2
単位と期間をそろえる
比較前に表記と期間の条件を合わせます。
3
注記で差異を説明する
特殊要因があるときは短く補足します。
JapanKaikeiの活用
比較の前提として単位が揃っていれば、YoY と QoQ の読み分けはずっと楽になります。まず数値の単位を固定し、そのあとで比較指標を当てるのが実務では安全です。
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